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  • 2009.12.22 Tuesday
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「コジ・キ印 133」★私的小説風妄想生活日記★10月12〜14日『楽しい夕べに』

昨日は夜遅くにボスの家に着いたため、結局は宴というより昔話に花が咲いた。
ボスは久しぶりにジョニーセラーが集まったという事で、早速パソコンで国際電話を繋いだ。
相手はジョニーの大元締め、カナダのクロード。
ボスは流暢な英語でクロードと喋っている。
昔の仲間が集まってる事を伝えている事だけは何となく分かる。
クロードも久々の顔ぶれに、

「Oh!!ヒサシブリネーェ!!」

と、いかにも西洋人らしい喜び方をしている。

翌日、SIちゃんFちゃん夫妻も子連れで到着。
これでジョニーセラーのほぼ全員が揃った。
ここにサトシ、ヴィンセント、フレッド、エレナ、ダニエルが居れば晴れて全員集合となるのだが、サトシはパラノイアで帰郷。フレッド、エレナ、ダニエルは、ジョニーが売れなくなるや、さっさと帰国(この辺りは実にフランス人らしくサバサバしている)。ずっとコンビを組み、いろんな所を旅したヴィンセントはインドでマリファナで捕まっているので仕方がない…。
しかしまあ、可能な限りのメンバーが勢揃いしたところで、今回最後の宴が始まった。
今夜は庭でバーベキューだ!
SBは台所で食材をカット。他の男は火をおこすために石やブロックで釜を作り、交代で火の番をする。女性陣は子供のお守り。
火がワラワラと燃えてきたところでボスがその火の上に網を敷いた。
女性陣や料理人であるSBは、

「えっ!?ここで焼くの?」

ボスは、

「えっ!?ダメ?違うの??」

「ダメに決まってんじゃん」

「えっ!?そうなの?でも俺達いつもここで焼いてるよね、大ちゃん?」

「うん、いっつもココ」

「えええっ!?ダメだって!!ススと焦げだらけになっちゃうよ!!ちゃんと炭で焼かなきゃ!」

「へえ〜ぇ、そーなんだあ、でもココで焼いても平気だったよね、大ちゃん?」

「うん、僕は平気」

とまあ、直火か炭火かの口論になったが、女性陣の猛烈な反対により炭火で焼く事に決定した。
とても小さな網に、十名強の人間が一度に箸をつつけるはずもなく、まずはお腹を空かせた子供から。
大人は酒なりなんなり、他に楽しみがあるので後回し(そりゃそうだ)。
子供達の飯が終わるまで、大人は焚火をして遊んでいた。

子供達の飯が終わり、いよいよ大人の番。
しかし、無残にもほとんどの肉は子供達の胃袋に納まっていた。が、待たされていた大人達の食欲は凄まじく、網に乗っている物なら何でも食っている様子だ。
男は酒やらナニやらで腹は減っておらず、箸に手を付けなかった。
女性陣からは、

「大ちゃんなんにも食べてないけど大丈夫?お腹空いたら言っておいでよ?喘息は大丈夫?お薬あるからね?」

「うん」

『お前は甘えられたら人の嫁さんでもええのんかい!?』

と、問われると、その通りなので反論の余地もないのだが、ともかく何も食わなかったおかげで、晩飯代は徴収されずに済んだ。

普段は一番やかましいボスはたらふく食って飲んでナニして真っ先に潰れ、全身脱力した状態で爆睡し、辺りは急に静かになった。

家がかなりの昔の設計そのままなので、玄関の真ん中に大きなダルマ暖炉がある。
いつの間にか来ていたSやん(頭文字にやたらとSが多いな)が薪を割り暖炉に火をくべている。
火というのは中々に神聖な物で、眺めているだけで心が落ち着き、拝火教の人の気持ちがよく分かる。
しばらくはボケ〜っとみんなで火を眺め、別に深い話しをするワケでもなく、しょーもない話しをするワケでもなく、ただなんとなく内容の無い話しをペチャクチャ喋って、時間だけが流れて行き、一人寝て、二人寝てしていくうちに、祭の終わりを悟った。

翌朝、朝っぱらから外からカンコンカンコンやかましい。
寝ぼけまなこで外に出ると、大人が子供に薪割り教室を開いていた。
一方、別の子はお店屋さんごっこに大忙しで、葉っぱのチケットを皆に渡し、

「皆さ〜ん、お店が開きましたからチケットを持った人から順番に来て下さ〜い」

大人達はそのかわいらしさに負け、薪割りの手を止め、酒を飲む手を止め『お店』に足を運んだ。
『お店』に行くと、ボスが厨房らしき場所で、ドングリやら葉っぱやら石ころやらで、楽しそうにせっせと料理を作っている。

(この国は平和だ)

と、つくづく実感した。が、そんな平和は一瞬にして崩れ去った。
子供の一人が車から転落した。
尋常ならざる泣き声に、皆騒然となり、『お店』どころではなくなった。
しばらく様子を見ていたが、おさまりそうにないので、病院で診てもらう為出発する事になった。

「じゃあ、大ちゃんは前乗って」

「えっ?」

昨夜、知らぬ間にSB、SWちゃん宅に居候する事が決定していたらしく、急いで荷物をまとめて車に乗り込み、窓越しに皆と握手してから、名残惜しくもボスの家を後にした。

車の中でもまだ泣き止む様子はなく、

「頑張れ、これは試練や、そっから大きなる」

と、えらそうに言い聞かせていたのだが、翌朝、尋常ならざる胃の痛みで目が覚め、

(嗚呼…、こりゃすい炎や…)

見知らぬ土地で緊急入院する事となった。

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